はじめにこの記事では、企業文化に関して触れていきます。具体的には、まず最初に企業文化とは何かと企業文化の構成要素を説明し、次に企業文化がなぜ重要なのか、さいごに弊社での企業文化醸成のための取り組みをご紹介します。それではさっそく内容をみて参りましょう。企業文化とは企業文化とは、社員間に形成されている企業独特のルールや規範などの行動規範となる価値観を指します。このような企業文化の構成要素は以下です。ビジョン(Vision)企業が目指すべき理想の状態を表します。使命(Mission)企業が果たすべき使命を指します。価値観(Values)企業が何に価値をおいているかという評価基準です。慣行(Practices)定めたMissionやValueを実行するために日常の業務に組み込むことを指します。人材(People)価値観に共感にしてくれる人材を指します。ストーリー(Narrative)企業の創業ストーリーや、経営者のストーリーなど企業の歴史を指します。場所(Place)どんな場所で働くのか、企業が立地する場所やオフィスの環境のことを指します。外部からの影響(Environment)企業文化は可変的です。取引先や業界、市場からの影響を考慮する必要があります。なぜ企業文化が重要なのか企業文化はなぜ重要なのでしょうか。ここでは、企業文化が重要な代表的な理由をピックアップしていきます。従業員の共通指針になる企業文化は従業員の共通指針になります。例えば、企業文化が根付いていない状態であれば、何か施策を決定する際に各々が自分の視点から施策の利点を強調してしまいます。俗に言うポジショントークです。この場合だと、施策決定の話をまとめるのにも苦労します。一方で、企業文化が根付いている場合、共通の判断軸で施策の実行可否を判断できるようになるため企業としての意思決定のスピードが上がります。組織としての生産性が上がる企業文化が根付いている状態であれば、企業の使命や価値観を従業員が共有している状態です。そのため、従業員が自発的に企業にとって良いものは何か?など企業にプラスになる行動や思考を行うようになります。その結果、組織としての生産性が上がっていきます。企業としての業務の質が担保される企業の価値観が共有されている状態のため、お客様に対してどのようなサービス提供をすべきか、目の前の業務の水準は価値観に沿っているか、などの判断を従業員が自発的に行うようになります。そのため、企業としてサービスや業務の質が担保されます。弊社での企業文化醸成のための取り組みのご紹介さいごに弊社で行っている企業文化醸成のための取り組みをご紹介します。先ほど述べた企業文化の構成要素の慣行(Practices)の部分です。社内チャットツールでバリュースタンプを送り合う弊社ではコミュニケーションにslackというチャットツールを利用しています。slackで業務報告を行う際に、スタンプでリアクションするのですが、その際バリューに基づいたスタンプ作成し、行った業務がバリューに沿っているかどうかを可視化できるようにしています。週に一度部門で業務の振り返り週に一度の部門ごとの業務の振り返りです。振り返りの際に、メンバー一人一人に今週の自身の業務でバリューに沿っていた行動、沿っていなかった行動を発表してもらいます。その発表内容を元にバリューに沿った/沿っていなかった行動かを、メンバー間で話し合いを行い、バリュー浸透と認識統一を行っています。従業員の見える場所にバリューの張り出し共有スペースに企業のバリューを張り出しています。これによりいつでも企業のバリューを意識できるようにしています。さいごに企業文化の醸成はとても難しく、長期間に及ぶものです。しかし、取り組むべき価値は十分にあるため、ぜひ、企業文化醸成を行ってみてください。